事務所日記 印刷物のお話と地方展開催情報

こんにちは!新制作協会事務局です。4月も半ばを過ぎ、今、新制作協会は来月皆様に応募目録やリーフレットをお届けするための準備に大忙しです。

例年は、委員の先生方が事務所に集まり、ポスターや印刷物を実際に見てデザインや校正をしていますが今回はすべてがオンラインで行われています。先日、やっと全てのデータが校了いたしました!

実物がどんな風に仕上がるのか、今から私達もとても楽しみです ♪

 

今回は、そんな印刷物のお話と今月下旬から開催される地方展の情報をお届けいたします。

 

印刷物は、皆様もご存じでいらっしゃる通り展覧会のポスターやリーフレット、また公募のお知らせ用の各部のポスターや三つ折りのパンフレットなどがあります。

こちらは、よく目にする“花形”のようなものでここ数年、ポスターにはその年の代表委員長の作品が素材として使用されています。

 

ポスターが出来上がるまでの道のりは遠く、そこは透明性や会員が全員参加する審査へのこだわりと同じように、制作者や委員長だけの意見で決められることは絶対にありません。まずは委員長の作品を素材としたポスター案がいくつも作成され、その中から委員会で良いと思った案が決定されます。その案をさらに委員会内でブラッシュアップし、各部会に持っていきます。部会でポスター案について話し合いがされ、また委員会に戻ってくる・・という具合です。その年の委員長が何部かにかかわらず、すべての部で確認と意見交換がなされます。もちろん部会での意見は重要視され、そこからまた修正するということも珍しくありません。会員1人1人の意見が反映されて出来上がっています。

そのため、皆様にお届けするのは5月ですが、年末から次の印刷物の話し合いが始まります。

 

その他に皆様にお届けしているものとしては応募目録や応募規定などがあるのですが、こちらも用紙の色や文字の色が毎年変わっていることにお気づきでしょうか。応募規定と応募目録の文字色がそろえられていたり、実は色々な印刷物の細部にこだわりがあります。

第80回記念展から第83回展までの応募規定と応募目録です。

 

 

そして一番びっくりしたのは賞状と賞状カバーです。こちらは受賞されたことのある皆様はご存じかと思いますが(これからの皆様はお楽しみに!)新作家賞、協会賞、会員証の賞状には、協会マークが浮き出し加工されています。こちらは浮き出し加工の版をオーダーし、あたたかみのある用紙に品よく協会のマークが浮かび上がるようになっています。初めてオーダーした時には、そのおしゃれなこだわりにびっくりしました。(そしてちょっと高価です!)その賞状を保管するためのカバーも特注で、封筒のように上から入れるのではなく、花弁のように四方に開き真ん中に賞状をしまう仕様になっています。こんなに凝るものかと試しに#賞状、#賞状入れ、と検索をしてみたのですが、こんなに凝っている賞状セットは見当たりませんでした。

賞状カバーを開いたところと賞状の浮き出し加工部分です。

 

賞状を2つ折りにするとすっぽりカバーに収まります。

 

いったいどなたのデザインなのか、いつからこの様式になっているのか定かではありませんが、色々な面で経費削減をしていても、創立会員のこだわりや意向は大切に継承されているのを感じます。

 

昨年は本展も地方展も全て延期となりましたが、今月末から中部新制作展、関西新制作展、神奈川東京新制作展が順次開催される予定です。地方展のポスターもとっても素敵なので、開催情報と一緒に少しご紹介させていただきます♪(※各県や自治体の判断によって開催状況が変わる場合がありますので、お手数をおかけしますがご来場いただく際には事前に会場のHPをご確認くださいませ。)

こちらは2019年の関西新制作展のポスターです。

昨年ご逝去された石阪春生先生の作品を素材にしており、初めて郵便で届いたポスターを開封した時には思わず見とれてしまいました。

 

2019年のDMは作品の色味を抑え、文字を引き立たせる仕様になっています。

2018年のポスターは協会マークがメインです。

 

 

こちらは中部新制作絵画展です。中部展は大きな協会マークを背景の色味でみせています。

 

本展でも76回展から79回展まではブラックの背景に協会マークをゴリっとみせていました。

 

神奈川東京新制作展は協会のマークを清涼感のある色彩とグラデーションで華やかに装っています。

 

新制作広島グループ展はシンプルに協会マークを打ち出しています。

 

現在、各地で「まん延防止等重点措置」の適用や要請がされておりますので、お出かけの際には十分感染防止対策をお取りいただかなければなりませんがお近くの皆様にはぜひお立ち寄りいただけましたら幸いです。

(※各県や自治体の判断によって開催状況が変わる場合がありますので、お手数をおかけしますがご来場いただく際には事前に会場のHPをご確認くださいませ。)

 

それでは地方展の開催情報はこちらです。

 

中部新制作絵画展

■会 期

 2021年4月27日(火)〜5月5日(水)

■時 間

 10:00~18:00  入場無料

 入場は閉館30分前まで(最終日は16:00まで) 

■会 場

 愛知県美術館  ギャラリー8階 C・D室

 〒461-8525

 愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 

 Tel. 052-971-5511

■主 催 中部新制作

■後 援 中日新聞社・東海テレビ放送

 

 

  関西新制作展

■会 期

 2021428()5月7日()

■時 間 

 10:00~18:00  入場無料

 入場は閉館30分前まで

 5月6日()休館

 最終日5月7日(金)は15:00まで (入場14:30まで)

 ■会 場

 原田の森ギャラリー

 〒657-0837

 兵庫県神戸市灘区原田通3丁目830

 Tel. 078-801-1591

 

 

神奈川東京新制作展

■会 期

 2021年5月11日(火)~5月17日(月)

■時 間

 10:00~ 17:00 (入場16:45まで)

 初日13:00オープン/最終日16:00まで

 〈入場無料〉

 

■会 場

 横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1・2階

 横浜市青葉区あざみ野南1-17-3

 アートフォーラムあざみ野内

 TEL.045-910-5656

 

 

 

新制作広島グループ展

 

 

 ■会 期

 2021年5月18日(火)~5月23日(日)

■時 間

 9:00~ 17:00 (入場は閉館の30分前まで)

 金曜日:17時閉場

 〈入場無料〉

 

■会 場

 広島県立美術館 県民ギャラリー 展示室:3室 4室 5室

 広島市中区上幟町2-22

 TEL:082-221-6246 FAX:082-223-1444

 

 

 来月は本展のリーフレットもお手元にお届けいたしますので、ぜひ、色々な印刷物も楽しみにご覧になっていただけたらとおもいます。

 

それでは今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

変異ウイルスが猛威を振るっておりますが、どうかみなさまお元気でお過ごしくださいませ。

 

 

 

 

事務局 峠・桑久保