事務所日記


ちょっと小さなスペースデザイン展!

こんにちは!新制作協会事務局です。

3月8日(月)から3月13日(土)まで、建築会館ギャラリーにて「ちょっと小さなスペースデザイン展」が開催されていました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!今回は「ちょっと小さなスペースデザイン展」の陳列日に取材をしてきましたので、会場の設営という舞台裏から展示の風景までをご紹介させていただきたいと思います 。ご来場いただいた方もそうでない方も、ぜひお付き合いください♪

 

搬入と陳列は 3月7日(日)でした。当日は朝9時にギャラリーに集合です。朝9時ピッタリに到着すると、建物のシャッターが閉まっていました。どこか別の入り口があるのかな、と反対側に回ってみると一台の車が!先にいらしていた先生方がもう荷物を降ろし始めていました。

座談会でお話に上がっていた、白い手作りの展示台が運び込まれています。

 

 

展示台は2枚の板をクロスさせて土台にし、その上に天板を乗せるようになっていて、コンパクトに持ち運ぶことができるように工夫がされています。

 

 

がらんとしたギャラリーで図面を見ながら展示台を設置していきます。

 

約1時間程で、刷毛の跡ひとつない完璧に塗装された展示台が美しく並んでいきました。あいにくの曇り空でしたが大きな窓がある明るい室内に白い展示台がとても良く映えます。

途中で、「白、きれいだね!」「このまま、なにも乗せない方がきれいなんじゃないの?」と冗談を交えながら、間隔をメジャーで計ったり微調整をしていきます。

 

ここで急遽、台の向きを変更することに!

 

ーこうやって置いた方がかっこいいかもしれないな。ー

 どなたかの一言であっという間に台の向きを菱形にしました。

がらりと雰囲気が変わりました!

その場その場で一番良いものを求めて、労力を惜しみません。

10時を過ぎてからは、ご自分の作品を搬入された先生方がそれぞれレイアウトを確認しながら指定の場所に作品を陳列していきました。

 

それぞれ、作品を丁寧に組み立てていきます。

 

朝からいらしていた金子先生は中抜けしてお仕事に行かなければならないそうです。

「時間が無くなってきちゃったな」

 

 すかさず、若松先生がアシストに入ります。

「白い人、あと何人?」「8人かな」

「足に練ゴムをつけて」「適当に真ん中に座らせて」

ちょっとシュールな会話も飛び交います。

 

みんなで助け合いながら作業を進めていきます。

 

展示に際して電源が必要な作品は、奥にパーテーションで囲って陳列です。

 

図面を見ながら1点ずつチェックをしていきます。感染対策で窓を開けて換気をしなければならないので、風で飛ばされないように軽めの作品は陳列場所を移動したりという調整もありました。

 

キャプションの位置もきちんと調整していきます。

 

だいぶ揃いました!

 

大体の作品が揃ったところで、スポットライトも自分たちで取り付けて会場全体のバランスを見ていきます。

16時半頃、すべての作品が揃い展示が完成しました。

 

色も素材も構造も全く異なる作品たちが45㎝四方の小さな空間の中で成し得る限りの力で輝いています。

 

最後に、一番最後まで作業をされていた先生方の集合写真をパチリ。黙食ならぬ、黙写!マスクを外して撮影させていただきました。

 

パネルもばっちりです。皆様をお迎えする準備が整いました。

今日は1日、ありがとうございました!

 

駆け足でご紹介させていただきましたが「ちょっと小さなスペースデザイン展」いかがでしたでしょうか。何もない会場に台が置かれ、どんどん華やかになり、プロフェッショナルな展示へと変化を遂げていく様子は圧巻でした!

45cm四方の限られた空間は整然としながらも、その縛りを感じさせないそれぞれの世界が繰り広げられていて、とても見尽くすことはできませんでした。もっとそれぞれの作品をご紹介させていただきたかったのですが、大容量になってしまうので今回はこの辺で。もっと作品をご覧になりたい方は、ぜひSD部のHPをチェックしてみてください ♪ 近々(!?)作品がUPされるはず・・・です!

 

SD部ホームページ https://shinseisaku-sd.jimdosite.com/

 

 

後日、搬出の日の集合写真をいただきました。

搬出の日は大雨で大きな雷の音もしていましたが、力を合わせて無事に会期も終了です。

今回もしっかり口を結んで黙写!早くいつもの笑顔でワイワイ記念撮影できる日が来ますように☆

 

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

3月もあと10日ほど、季節はすっかり春ですね!

緊急事態宣言は解除されても、まだまだ油断はできない日々が続きますので、どうかみなさまもお気をつけてお過ごしくださいませ。

 

事務局 峠・桑久保